僕は仕事上デイサービスに営業に行く事が多いです。
一言にデイサービスといっても今や特徴がないと売れない時代。
様々なデイサービスを見てきた中で、稼働率が良い施設にはやはりそれぞれの特徴があったので紹介していきたいと思います。
スタッフの元気がいい
基本的な項目ですが、やはりこれが一番です。
稼働率が良いデイサービスでスタッフに元気がない所はありません。
現実的なところだと、例えば来客時に元気なあいさつが飛び交っていればその印象は決して悪くはないはず。
どこの誰かの口コミが施設の評判に影響するかも知れません。
介護の世界は意外と狭いものです。
施設長が明るい
売れているデイサービスは、スタッフと共に施設長も明るい方が多い印象です。
やはりケアマネも人間。
同じような施設を選んでていて問い合わせをする際はどうしても話やすい方に声をかけるのだと思います。
選ばれるデイサービスになる要素はリハビリマシンなどの設備面ではなく、職員サイドの影響が大きいと感じます。
食事が美味しい
食事が、金額の割に美味しくて量も多い。理由は”手作り”での提供。
男性利用者に話を聞くと「俺はここに飯を食いに来ている」との事でした。
食事が美味しいという理由だけで利用者を獲得出来るのはでかい。
決してあなどれない項目であり、特にレクリエーションには興味がないという男性陣向けとして力を入れる事は無駄にはなりません。
庭OR玄関先で野菜を作っている
地域性もありますが、僕が営業で回っている埼玉県では、庭付きの施設は人気です。
だいたい野菜を育てています。どうやら鑑賞用の花より野菜をみんなで育てていくのが受けています。
利用者の様子を見せて頂いた事がありますが、必死に水やりをしていました。
その方に話を伺うと「毎日来てすぐと、帰る前に水をやるんだ。トマトを収穫してみんなで食べるまで病気にはなれない。」との事。
ハード面とは言え、庭が無くてもまずは苗を買って玄関先に置くだけで、簡単に取り入れられる項目。
営業トークのネタにもなるので、おすすめ。
逆に何もしない
レクリエーションを全くしない。
合唱なんてもってのほか、一日中ずーっと静か。
利用者同士でテレビを見ながらお茶を飲んで過ごす。
たまにマッサージを受けてる。
でも、みんな毎日楽しみに通っている。
そんなデイサービスがあります、ちなみに稼働率98%です。
施設長に話を伺いました。
初期段階は様々な方がいたそうです。レクリエーションもやっていたみたいです。
ただ、稼働率は70%。特色がないからだと感じた施設長はアンケートを取り、
「静かに過ごしたい」が意外と多く、方向転換。
徐々にその口コミが広まり、デイサービスと言えども静かに過ごしたい方々が増えてきたそうです。
コンセプトを利用者発信で決めていくのもいいかもしれません。
ゆっくりとお風呂に入れる
入浴に関しては、介護意外の業者が参入しにくいので力を入れる事をおすすめします。
どういう事かというと、巷で流行りのリハビリ特化型デイサービス。
最近では、利用者が減っているところもあります。
施設長に話を伺うと「駅前のフィットネスクラブに利用者を取られてしまった」との事。
なんと自宅前までの送迎サービスもあるそうです。
デイサービスの特色の付け方は様々ありますが、他業者の参入障壁、つまり守りの視点から考えると入浴は強い。
1,2分でささっと終わらせるのではもったいない。
長風呂でのぼせてしまうのはNGですが、健康的な範囲でゆっくりと楽しんでいただくのも、売りの一つになります。
しかし、施設内の活動は外部へのアピールが必須!
最後に。
どれだけ、施設内で素敵な取り組みをしてもそれが外部に認知されなければ稼働率アップには繋がりにくいです。
施設内でどんどん新しい取り組みを行い、どんどん発信していきましょう。
デイサービスの認知から利用までのプロセスはこちらでも紹介しています。
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