こんにちは、佐久間(@kaigo_webwriter)です!
僕自身は現在も含めて10年ほど介護の仕事をしています。
逆に言えば専門性が高いという事なので、介護業界の中では非常につぶしがきくので転職も楽だったりはしますが、
問題は“異業種へ転職する際”などに使える知識やスキルが手に入りにくいという事なんですよね。
僕自身、この問題に気付き始めてからは、そういった“汎用スキル(どの業界でもつぶしがききそうなスキル)”を可能な限り身につけられるように働いてきたつもりです。
という事で今回は「つぶしがきかない介護の仕事をする中で、出来るだけ汎用スキルを身につける働き方」についてアウトプットしていきます。
具体的にはどんな汎用スキルが身についた?
大きくは以下の5つです。
- ブラインドタッチ(キーボードを見ないで打つ)
- Excelの関数やマクロの知識
- 企画力
- 営業力
- マネジメントスキル
順に解説していきます。
ブラインドタッチ
キーボードに視点を落とさず、パソコンの画面を見ながらタイピングする技術です。
介護の仕事の中で、パソコンを使うシーンは少なくないと思います。
- 会議の資料作成
- 記録作成
- 報告書作成
などなど。
僕自身、「せっかくならブラインドタッチを意識してタイピングしてみよう」と思ったのがきっかけで、
知らぬ間に出来るようになってました。
Excelの関数やマクロの知識
これもブラインドタッチと同じく、パソコン業務をする中で得ました。
これらを習得していくコツとしては「出来る人に聞く」のが一番です。
例えば、職場の中に詳しい人がいれば「このExcel資料をこう改良したいんですが、関数やマクロを使ったら出来ますか?」みたいに聞いてみると良いでしょう。
また、そういう人がいなければQ&Aサイトで質問するのもひとつの手です。
僕はそうやって関数やマクロをひとつひとつ覚えていきました。
企画力
例えば、
- こんなイベントを開催したい
- 新しいサービスを始めたい
- 現状の取り組みをこう改善したい
といったものをよく提案していました。
その中で却下されたものも多かったのですが、
だからこそ「どうやったら企画が通りやすくなるか?」という点を考えて提案するようになりました。
そんなこんなで身についた、
- 企画そのものの意義や作り方
- 企画書の書き方
- プレゼンの仕方
この辺りはどこでもつぶしがきくスキルだと思います。
営業力
介護事業所も、そこを利用してくれる方がいて初めて運営が成り立つので、
稼働率が低ければ営業の必要性が出てきます。
しかし、介護事業所内に営業が出来る(orやりたい)という人はあまりいません。
僕自身が働いていた職場も営業には誰も行きたがらない感じでしたので、勇気を出して「営業に行かせてもらいたい」と声を上げました。
そこから僕の業務の中に営業が加わり、営業力も積んでいく事が出来ました。
マネジメントスキル
僕の場合、特にマネジメントスキルを手にする為に何かを頑張ったという事はありませんでした。
むしろ現場で介護の仕事をする中で既に身についていた、
- 傾聴力
- 共感力
- 変化に気付く力
- コミュニケーション力
などのスキルが管理者になった時に統合されて「マネジメントスキル」とただ呼び名が変わっただけというようなイメージを持っています。
そういう意味では、介護職は日頃からマネジメントスキルの源を磨いているという事ですから、
実際にマネジメントする立場になってもそこまで大変になるという事はないと思います。
だからこそ、せっかくなら役職を狙い「マネジメント経験あり」とか、それこそ「マネジメントスキルという形」として経歴を作っておくと、つぶしがきいてくると思います。
つぶしがきかない仕事でも汎用スキル獲得を諦めなかった結果
2つの良い事がありました。
- まずは異業種へ転職しやすくなった事
- さらに、介護の現場でも重宝されるという事です
異業種へ転職しやすくなる
やはり汎用スキルを手にすると、異業種への転職は楽になります。
僕自身はIT系へ行きましたが、
介護の仕事をする中で得られたパソコンの知識が土台にあったからこそ、転職に際しての事前勉強もスムーズに進められ、その結果として転職を成功させられたのだと思っています。
介護の現場でも重宝される
言わずもがな、介護の仕事で得た汎用スキルなので、介護の現場でもそのまま使えます。
しかも、かなり重宝されます。
まだまだパソコンが苦手な方が多い業界ですので、例えばExcelの関数やマクロを使って資料を直したり、作ってあげたりすると喜ばれます。
また、「パソコンと言えばこの人」といったポジションも確立されるので働きやすくもなってきます。
実際に言われた事があるのは、
- 「本当にすごい!ありがとう!」
- 「え、魔法使いですか?」
- 「神」
悪い気はしないですよね。
また、営業に関しても実際に結果に繋がれば、上司からの評価や信頼が得られます。
異業種へ転職するにせよ、介護の仕事でキャリアアップしていくにせよ、汎用スキルは持ってて損はないと感じます。
汎用スキルを身につける為の働き方のコツ
3つあります。
- まずは、それを身につけたいと思う事が重要です
- そして、出来るだけ裁量権のあるポジションに就く
- 番外編として「休憩時間の使い方」
が挙げられます。
まずは身につけたいと思う事
例えば、同じパソコン業務をする中でも“ちょっとした意識があるだけ”で得られるのが先程紹介したブラインドタッチです。
当時の僕のマインド的には「今日は仕事を通じて何を学べたかor得たか」という感じで、
それが行動に繋がっていた部分はあります。
出来るだけ裁量権のあるポジションに就く
例えば、営業活動も裁量権があれば、確実に出来たりするので、
裁量権があるに越したことはないです。
自分で判断する事も多くなったり責任も発生してきたりしますが、そこはそこで主体性などのレベルアップにも繋がります。
休憩時間の使い方
ここは「働き方」という観点ではないかも知れませんが、
僕自身、休憩時間は読書をするようにしています。
その時間が仮に1日30分だけでも、正社員であれば少なくとも1年で100時間以上は読書に充てられます。
内容をしっかり理解しながら読んだとして、1冊5時間かかっても年間で20冊は読み切れる計算です。
慣れない内はちょっとキツいかも知れませんが、
会社の拘束時間中に年間20冊の内容が頭に入るのは何だかお得なような気がしますよね。
つぶしがきかない仕事だと思ってたからこそ行動できた
最後になりますが、なぜ自分がそこまで汎用スキルに拘っていたのかを再度考え直しました。
冒頭部分で「介護はつぶしがきく仕事じゃないと感じる」と述べましたが、やはりそれが原因かなと感じます。
もちろん、中には「介護はつぶしがきく仕事だ」という方もいらっしゃると思います。
しかし、正誤はどうであれ、僕自身が汎用スキルを身につけられたのはあくまでも、
- つぶしがきかない仕事だと感じた
- であれば、どう働いたら汎用スキルを身につけられるか
と考えたからこそ行動出来たというのは事実です。
よろしければ参考にしていただけたらと思います。
という事で今回は以上です、最後までお読みいただきありがとうございました!
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