こんにちは、介護業界10年目の佐久間(@kaigo_webwriter)と申します。
今回は「介護って本当に3Kなの?」というテーマで、実際に介護職経験のある僕がその実態について紹介していこうと思います。
記事の後半では介護の「新しい3K」と呼ばれている考え方について書いていきます。
そもそも介護の「3K」って何?
✔介護業界の「3K」とは以下の通りです。
ちなみに通常の3Kは「給料が安い」→「危険」となったものです。
きつくて汚い仕事なのに給料が安い?どう考えても割に合わなそう…
「ちょっと待って!」と言いたくはなりますが、確かにこれだけ聞くとそう思うのも仕方がないと思います。
介護職の経験から「3K」に当てはめて考えてみる
それでは、ここからは実際に介護職として働いた僕が「介護の3Kの真偽」について語っていこうと思います!
介護はきつい?
僕自身そこまできついと感じた事はありませんでした。
ただこれは個人がどの部分にきつさを感じるかだと思いますが、営業職も経験した僕からすると以下の部分が無いのはありがたいと感じています。
以上のように営業職と比較すると精神的には圧倒的に楽です。僕が介護業界で何年も働き続けられているのは精神的な安定があるからだと思っています。
ただ、正直なところ肉体的には少々きついと感じる部分があります。
介護の仕事は常に立ちっぱなしの上で、以下の業務には特に体力を使います。
これらの業務では利用者の体重を支えたりする必要もあるので、一定の体力を要します。
ただ、考えてみると飲食業界やアパレル業界などであっても立ちっぱなしで、食材や備品を運んだりする事もあると思うので、肉体的にきついのは介護に限った話ではないですね。
人並みの体力と介護技術を身に付ければ「きつさが目立つ」という程の事ではないと思います。
介護は汚い?
もちろん介護の仕事には排せつ介助はつきものなので、便や尿の処理を行う事は日常茶飯事です。
つまり、介護職としてはここはどうしても切り離せない部分ではあります。
とは言っても排せつ介助時はビニール手袋やマスク、又はプラスチックエプロンなどを着用するので、
強い抵抗があるという方以外は慣れてきて抵抗は少なくなってくると思います。
介護は給料が安い?
厚生労働省の統計データを元にすると、常勤介護職員の平均月給は30万970円とのことです。(※2018年時点で賞与額等も含めての月給)
全産業と比較すると約6万5千円ほど少ないので確かに介護は給料が安いという事にはなります。
ただ、この平均月収は前年と比較すると1万円以上も上がっているんです。
さらに2019年には国が介護職員に対する更なる処遇改善を図っており、
経験・技能のある職員には他産業と遜色ない賃金水準を実現する政策も行われていますので平均月収は更に上がっていくと思われます。
数年後には介護は給料が安いとも言えなくなりそうですね。
「3K」を全否定する事は出来ないけど、そこまで悪くもない
実際に介護の仕事を通じて感じた「3K」をまとめると以下の通りです。
現段階では完全に介護は「3K」ではない!と断言する事はできませんが、職場環境や給料面は毎年のように改善されてきています。
その結果、介護の仕事の離職率は減少傾向にあります(下に参考画像)。
ネガティブなイメージだけで介護の仕事を避けてしまうのはもったいないなと感じますね。
ただ、職場によって変わるというのも事実です
これまで介護業界の「3K」について紹介してきましたが、結局のところ職場次第ではあります。
例えば、給料に関しても職場によってピンキリで高い所は本当に高いです。
職場の探し方のポイントとしては、以下のように何を重視するかを先に決めておくことが重要です。
これらの目的によって使うべき求人サイトが変わってきます。
もし介護の仕事を探す際は、ぜひ下記の記事から自分の目的に合った求人サイトを選んでみてください。
【厳選】おすすめ介護転職サイト|10通りの目的から使うサイトを決める介護の「新しい3K(感動・感謝・感激)」について
最近ネット上などで「感動・感謝・感激」のある仕事だ!これが介護の「新しい3Kだ」みたいに言われていたりしますが、皆さんはどう思いますか?
個人的にはこの「新しい3K」を肯定的に受け取ることができません。
もちろん介護は良い仕事だとは思いますが、
〇給料面での課題
〇職場環境面での課題
これらの課題はまだ残っている事をしっかりと受け入れて、改善していく事が先決のように感じます。
そうすれば「新しい3K」等とあえて言ったりしなくても、客観的な介護のイメージはおのずと良くなってくるのではないかと感じています。
まとめ
いかがでしょうか。
介護はイメージほど悪い業界ではないと思いますが実際は職場によって左右される部分も大きいです。
これから介護の仕事をしてみようと考えいる方は慎重な職場選びを行った方が良いですよ。
という事で今回は以上になります、最後までご覧いただきありがとうございました。
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