こんにちは、佐久間(@kaigo_webwriter)です!
今回はタイトル通り、介護に関する新規ビジネスを考案・実行してみた話をしていきます。
具体的には以下の3つの事業をやってみた事があります。
- 営業代行事業
- パソコンに関する困りごとを解決する事業
- トータルサポート事業
全て介護事業所に向けたサービスです。
この中で②に関する事をTwitterで発信した所、意外と反応がありまして、もしやすると『これから介護関連で新規のサービスを作っていきたい』とお考えの方は割といるのではないか?と思いましたので、今回はより具体的に発信していきます。
介護に関する3つの新規ビジネスを考案・実行してみた(が、ほぼ失敗に終わる)
それぞれ順に振り返りながら書いていきたいと思います。
ちなみに、ほぼ失敗してます…(失敗した要因などについても書いていきます)
営業代行事業
まず1つ目は、介護事業所の営業代行です。
例えば、
- デイサービス
- 訪問介護
- 有料老人ホーム
などの介護事業所は需要はあるものの、その件数も多いため一定の営業活動は必要です。
僕自身も介護の営業経験はあったので、これをサービスとして売れないかと思いつきました。
ちなみに、介護事業所の営業先としては、
- デイサービス、訪問介護などは『居宅介護支援事業所のケアマネジャー』
- 有料老人ホームなどは『病院のソーシャルワーカー』
がメインとなります。
サービスの形としては、先に介護事業所の情報を僕が控えて、各営業先へ足を運ぶというもの。
料金としては、月額2万程で月に営業先20件程へ訪問する。
僕としては、1回に10件の営業先に訪問するとすれば1ヶ月の内に動くのは2日、という計算。
また、訪問した際は契約して貰っている同じエリアの介護事業所の情報を一括してお渡しする形なので、同じエリアからの契約が多い程、費用対効果は上がる。
例えば、同じエリアで契約が5件あれば、1回の訪問で5件分の情報を連携出来るので2日で5件分の仕事が終わる。
僕としても、サービスを利用してもらう介護事業所としても、悪くはない話だと今でも思う…
なぜなら、介護事業所側は1件契約が発生するだけで元が取れますし(デイサービスなら週1回の契約でも元が取れます)、何件契約が発生しようが追加料金はかからないからです。
しかし、上手くはいきませんでした。
シンプルに僕の売る力が足りなかった事が原因だと思います。
まずは介護事業所へこのサービスを売らなければいけないのですが、ここが最初にして最大の鬼門。
0から何かを売る事の難しさを感じました。
まだ「皆が知っているようなサービス」であれば少しは売れたかも知れませんが、これは目新しいものになるので、説明してもポカーンとしているし、僕の説明力自体もいまいちと来た。
良くて「今はそんなサービスもあるんですね!」と反応を頂けるが、基本的にはあまり良い反応は頂けず。
こんな状況の中でその先何件も売っていく自信がなく撤退。
無念でした。
パソコンに関する困りごとを解決する事業
ITリテラシーが不足している介護業界に一石を投じようと、次に思いついたのがパソコン関係のサービスです。
当時作ったチラシがまだパソコンに入っていたので、共有します↓
名前の通り、パソコンに関する困りごとを気軽に何でも相談できる窓口としてのサービス。
LINEからタイムリーに聞けるようにしたんですが、これもまた営業代行事業と同じような理由から失敗しました。
繰り返しになりますが、本当に0から何かを売るというのは難しい…
需要がない訳ではないと思うのですが、まだ埋もれているという事なのでしょうか。
しかし、表面上に出てきた時にはもう競合で溢れてしまうというジレンマ。
ビジネスというのは簡単ではないですね。
トータルサポート事業
そして、もういっそ何でも屋になってしまおうかと思いついたのが、これです。
このトータルサポート事業に関しては事前に何件かの依頼があったので、それを一応形にしたといった感じです。
分かりやすく言えばコンサルティング的な事です。
この事業に関しては今でも継続出来ており、現場のサポートからweb関係、また営業代行的な事も中にはあります。
これまでの2つとは違い、大々的には告知などはせずこっそり引き受けています。
しかし、これまでの2つはあれだけ営業に回っても依頼の「い」の字も無かったのに…
こんなものなのでしょうか。
とまあ、今まで僕がトライした事のある介護の新規ビジネスはこんな感じです。
0からビジネスを立ち上げて売るのは容易じゃない
総括するとこの一言に尽きますね。
どんなに良いアイデアで、ある程度形になっていたとしても、新規ビジネスは売るのが難しいという事を学びました。
もちろんそれなりの費用や、熱意があればまた違ってくるとは思いますが、
これから挑戦しようとしている方がいらっしゃればそれは想像以上だという事を伝えたいです。
もし仮に個人で何かやりたいなら、せめて商品やサービスを売れるようなプラットフォームを使う事がおすすめです。
今ならココナラとかですね。
例えば、「介護に関する相談」とか結構売れてます。
販売手数料は取られますが、多分ひとりで0から宣伝してやるよりも圧倒的に依頼が多いと思います。
あとは深く考え過ぎずYouTubeとかやってみるのも良いかも知れません。
なんてことない日常を投稿してるだけで登録者数5万人とかの人とかざらにいますもんね。
正直「こっちはめっちゃ考えて稼ごうとしてるのに」みたいな悔しい気持ちはありますが、時代なんでしょうね。
YouTubeを今から始めるのは遅いみたいに言う人がいますが、まだまだ遅くないと思います。
仮に同じ投資でYouTubeか新規ビジネスかどちらが稼ぎやすいかと言われたら、圧倒的にYouTubeです。(YouTubeは初期投資ほぼかかりませんからね)
あとは僕みたいなブログをやってみても良いかも知れません。
コツコツとですが、収益は上がっています。
YouTubeやブログなら結果が出ない時でも痛手は少ないです。
というのが僕自身の痛い経験から言える事です。
そもそも介護の新規ビジネスをやろうと思ったのはなぜか
最後になりますが、この問いについて回答していきます。
理由は、僕自身が介護業界にいて長いというのが一番ですが、
介護は給料が低いみたいに言われているイメージを何とかしたいという部分もあり(見返したい!みたいな)、積極的に介護でのビジネスを選びました。
「では新規ではなくて既存で良いのでは?」となると思いますが、うーん、そこは何故なんだろう。
きっと当時の僕は「自分は何か新しい事を実現できる!」という根拠のない自信があったのでしょう(笑)
でも振り返ってみると、新規ビジネスはほぼ失敗しましたが、挑戦した事自体が失敗だったかというと意外にそうでもないと感じています。
月並みな言葉ですが、僕にとってのそれは貴重な経験となり今の活動に還元されている部分もあるからです。
そしてまた懲りずに何か生み出すかも知れません。(すでに1つのアイデアあり)
そうですね、その時はまたこのサイトから発信していきたいと思います。
失敗談にならないように頑張ります。
という事で今回は以上になります、最後までご覧頂きありがとうございました。
コメントを書く