こんにちは、佐久間(@kaigo_webwriter)です!
僕は現在28歳で、学校を卒業してからはずっと介護の仕事をしています。(むしろ高校生の時も介護でアルバイトしてました)
そんな中で先日、友人からこう言われました。
『なんで若いのに介護の仕事してるの?不動産関係とかそっち系行けばいいのに、もったいないよ』と。
介護の仕事に対するイメージ、依然として低い人ってまだ割といますよね。
しかし、そのネガティブなイメージとは裏腹に、どんどん待遇が改善されていく介護業界もあって、
色々考えた上で『あえて介護を選んで働いているんだよ。』という人も少なくはないと思いますし、僕もその一人です。
ということで今回は、僕が介護の仕事を選んで働く理由を紹介していこうと思います。
僕が介護の仕事を選んで働く理由
友人からは、妥協して介護の仕事をしていると思われていた僕ですが、
実は以下5つのポイントから介護の仕事を選んでいます。
- 給料が悪くないから【今後も期待出来る】
- 満員電車に乗らなくて済むから
- 転職先を選べるから【全国各地】
- 専門性を活かした稼ぎ方が出来るから
- イメージを良くして見返したいという気持ち
⑤に関しては完全に僕の思いですが、①~④までは客観的に見てもメリットがあると思います。
順に紹介していきます。
給料が悪くないから【今後も期待出来る】
まず金銭面的な話ですが、介護の仕事は言われているほど給料が安くないんですよね(経験者であれば尚更)。
少なくとも、友人から言われたように異業種の仕事を未経験から始める場合だと、介護を続けていた方が断然高いです。
しかも、介護業界の給料ベースは年々上がっているというデータもあります。
厚生労働省の情報によると2017年→2018年の介護職の平均月収はなんと1万円以上も上がっており、30万円を超したとのことです。
この増加率を見ると、本当に全産業平均まであとちょいで追いつきそうですし、もしやすると越してくる可能性もあるのではないかとも予想しています。
どう見ても介護業界は成長産業ですし、業界が成熟してきた時に自分がスキルを持っている状態でいれば更によい待遇が期待出来るはず。
そのような事を考えて介護を選んでいる部分はあります。
満員電車に乗らなくて済むから
介護の職場は駅から離れた場所にもたくさんあるので、徒歩・自転車・車で通勤してる人はかなり多いと思います。
正直、それで介護の仕事を選んでいると言っても過言ではないと思っています。
ラッシュ時の電車ほどストレスの溜まるものは無いですからね。
満員電車で通勤してる人がひーひー言ってる中で、悠々自適な通勤が出来る。
極端な話、仮に給料が少し低い職場だとしても電車を使わないで通勤出来るなら、僕は迷わずそっちを選びます。
それくらい『通勤時、満員電車に乗らなくて良い』というのは価値がある事だと思っています。
転職先を選べるから【全国各地】
介護の仕事は資格を取り、一度経験さえ積んでしまえば、多くの職場の中から転職先を選べるというメリットもあります。
それはまるでパスポートであるかのように、全国各地どこの職場でも働けます(中でも条件が良く倍率の高い職場などは選考採用に苦戦するかも知れませんが)
その理由は言わずもがな、基本的にどの職場も(業界全体が)人手不足だからです。
しかもオフィスワークなどの仕事であれば、だいたいは栄えているエリアまで出ないと見つからないと思いますが、
介護は先程も言った通り各地に職場があるので、例えば“ド田舎”とかでも本当に好きな場所で働けます。
専門性を活かした稼ぎ方が出来るから
そして現在僕は一応起業していて、介護業界の中で様々な仕事を受注しながら生活しています。
受けている仕事は介護施設の営業代行、介護会社のWebサイト制作などがあり、
自らでは当サイトでの情報発信や他にもいくつかのサイトを運営してたりします。(併せて現場での仕事をさせて貰ったりもしています)
しかし、考えてみればこのように働き方・稼ぎ方の幅が広がったのも、土台に介護という専門分野の知識や経験があってこそだと思っています。
さらに先ほども言った通り、介護業界は成長産業なので、これからますます多彩な働き方・稼ぎ方も同時に出てくるはずです。
そういった視点からも僕は前向きに介護の仕事を選んでいます。
イメージを良くして見返したいという気持ち
リアルな給料や福利厚生などは全体で見れば年々と改善されている介護ですが、イメージの部分は更新されにくいのでしょうか。
冒頭の通りまだネガティブなイメージを持っている方はまだ一定数いると思います。
でも確かに、ブラックな体制の職場もない訳ではありませんからね…
しかし、『職場によって差がある』という時点でいずれ悪しき職場は淘汰されていくと思いますし、
逆にイメージを良くしたい、明るい業界にしてそんな事を言う人を見返したい、という反骨心的な感情がモチベーションに繋がっている部分はあります。
他にもこんなメリットが…
介護の仕事は『不況時の安定感』がある事も大きなメリットであるとコロナ禍では気付かされました。
もちろん、コロナによる影響は介護業界もノーダメージという訳ではなく、
特に『訪問介護』『デイサービス』などの居宅サービス(基本的に自宅で生活する人を対象とした介護サービス)は休業や廃業に追い込まれてしまうというケースも少なからずあります。
しかし、そうは言ってもやはり介護業界全体で見たときの人材の需要は図り知れませんので、職に困るという事は考えにくいと思います。
そこに一定の経験や資格があれば尚更『何とかなる!』という安心感。繰り返しになりますが、この状況下では非常に大きなメリットであると実感しました。
ただ、介護が全員におすすめ出来るかと言われるとそうではない
そこまで言っておいて申し訳ないのですが、介護は決して全員におすすめ出来る仕事ではありません。
シンプルに業務が大変だからです。
もちろん世の中には楽な仕事はないと思いますが、中でも介護はきつい方だと思います。
ただ、やりがいがあります(あまり使いたい言葉ではありませんが…)
ここでのやりがいとは、『利用者から感謝される』とかではなく、これまで紹介した中の、
- 給料・福利厚生がより良くなる可能性(実際に年々と平均月収は上がっている)
- 働き方・稼ぎ方の幅が広がってくる可能性
などそういった意味で自分が働く業界の将来性を身を持って実感できるという事です。
だからこそ、介護は『良い仕事』か『微妙な仕事』のどちらかと言われれば断然前者です。
しかし、これから介護をしてみようと思う方には、決して楽な仕事ではないという事もセットで伝えなければならないと考えています。
ただ、繰り返しになりますが『大変だからこそ』『現状の待遇がまだまだ見合っていないからこそ』これから見直されてくる可能性がある訳ですから、頑張る価値はあると思います。
個人的には介護業界に来てくれるとかなり嬉しいです(笑)
『なんで若いのに介護の仕事してるの?』に対しての僕の返答
好きだから☆(心の中では『余計なお世話なんだよ!』)と答えました。
もちろんこれからも介護の仕事を続けていきたいと思いますし、今となってはそこに迷いはありません。
はい、という事で今回は以上にしようと思います。(そろそろ気持ちも落ち着いてきましたので笑)
この記事が『介護で働いてみようかな?』みたいに考えていらっしゃる方の参考に少しでもなっていれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントを書く