介護の夜勤専従という働き方について解説【注目したい5つのメリット】

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こんにちは、佐久間(@kaigo_webwriter)と申します。

現在も含めて介護業界で10年以上働いています。
そして、僕自身も夜勤専従をしていた時期がありました。

夜勤専従とは言葉の通り「夜勤のみ」で働く介護士の事ですが、

実際に働く中で感じていたのは、

「圧倒的に自分の時間が確保しやすい」ということです。

夜勤専従で働いて一定の生活費を稼ぎながら、日中は副業や趣味など自分のやりたい事に専念する。
という人は割といますし、僕もそうでした。

そこで今回の記事は、

  • 介護の夜勤専従の勤務時間や仕事内容について
  • 介護の夜勤専従で得られるメリット5選
  • 実際、どれくらい稼げるの?

といった事をテーマにして書いていこうと思います。

介護の夜勤専従の勤務時間について

介護の夜勤専従の勤務時間は大きく分けて以下の2つのパターンがあります。

①「16時半~9時半」や「17時~9時」(約16時間前後)などのロング夜勤

②「22時~7時」などのショート夜勤←あまり見ない

✔業界的には①のロング夜勤が一般的です。

ロング夜勤は1回の勤務で約16時間前後働く事になるので、2日分の勤務とみなされます。

その為、下記の参考画像の夜勤入り(出勤)は9回でも夜勤明けの日も併せて18日分勤務した事になります。

それだと「1日8時間以上働く事になるから”労働基準法”に引っかかるんじゃないの?」と思う方もいるかも知れませんが、

”変形労働時間制”という月単位で労働時間を計算しても良いという制度がある為、簡単に言えば1日の労働時間が8時間以上でも、月単位での労働時間が法定労働時間の範囲であれば問題ありません。

介護の夜勤専従の仕事内容について

職場にもよりますが夜勤の仕事は夕食準備から始まる事が多いです。
一般的な仕事内容と仕事の流れを下記にまとめました。

①出勤~夕食前まで

  • 日勤者からの引継ぎ確認
  • 夜勤帯で使う書類等の準備
  • 利用者を食堂へ誘導
  • 夕食準備(手洗いやおしぼり準備等)
  • 夕食の配膳

②夕食~就寝するまで

  • 食事介助
  • 服薬介助
  • 口腔ケア
  • 排せつ介助
  • 更衣介助

③就寝後~夜間まで

  • 記録業務
  • 巡視(利用者に異常がない事を確認する)
  • ナースコール対応
  • 排せつ介助(オムツ交換等)
  • 物品補充や清掃

④起床~朝食前まで

  • 検温等のバイタルチェック
  • 排せつ介助
  • 更衣介助
  • 利用者を食堂へ誘導
  • 朝食準備(手洗いやおしぼり準備等)
  • 朝食の配膳

⑤朝食~退勤まで

  • 食事介助
  • 服薬介助
  • 口腔ケア
  • 排せつ介助
  • 日勤者への引継ぎ

介護の夜勤専従という働き方で得られる5つのメリット

自分のやりたい事に専念出来る

冒頭でも触れましたが、一番大きいメリットとして夜勤専従は自分の時間が確保しやすいという事が挙げられます。

1回の出勤で2日分の時間を働く夜勤専従なら少なくとも通勤時間はカットする事が出来ます。

WワークがOKな求人も多いので副業にも適していますし、学校に通いながらや趣味に時間を使いたい人にも適しています。

日中に色々と動ける(市役所や銀行の手続きに行ける)

夜勤専従をしていると基本的に昼間はフリーになりますので、

  • 市(区)役所
  • 銀行
  • 郵便局

のような土日は休みの場所に行く事が出来ます。

マイペースに働ける部分はある

利用者が就寝している間は割とゆっくりと働けます。

  • 記録業務
  • 物品補充
  • 清掃

などの業務は「時間内に終わればいいよ」という感じで休み休みマイペースで働く事が出来る部分はあると思います。

常に忙しい日勤帯と比べるとメリットに感じます。

関わる人数が少ないので人間関係で悩みにくい

介護職の離職の原因で多いのが人間関係だと思いますが、夜勤専従ではそもそも人との絡みが少ないです。

日勤者とはすれ違いになりますし、人間関係と言えば、ペアになった同じ夜勤専従の人か利用者くらいです。

その点については気が楽だと言えると思います。

早起きと通勤ラッシュから解放される

僕は朝が究極に苦手なのでこの部分は大きなメリットに感じていました。

夜起きていなければいけないのも辛いですが、この2つから解放されるのは何よりも嬉しかったです。

介護の夜勤専従はどれくらい稼げるの?

介護の夜勤専従の相場は夜勤1回につき18,000円~26,000円程です。

時給で見ると1,125円~1,625円がよくある条件です。

正社員・パート・派遣共に求人はありますが、やはり給料面で見ると派遣に軍配が上がります。

調べたところ派遣であれば時給1800円以上の求人もありました。

同じ職場で同じ夜勤専従でも雇用形態が違うだけで時給に差がつく事は良くあるのでどの働き方が自分にとって得なのかは良く考えた方が良いでしょう。

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最後に

今回は介護の夜勤専従という働き方について紹介させていただきました。

介護の夜勤専従は個人的にはおすすめですが、体調管理にだけは十分に気を使って頂きたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。