なぜ「介護士は低レベル」と言われる?原因と改善策を考えてみた

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こんにちは、佐久間(@kaigo_webwriter)と申します。

ネット上やSNSなどを見ていると「介護士はレベルが低い」「介護は底辺職だ!」というような意見を少なからず目にします。

僕自身、介護業界で10年以上働いていますが、実際に周りからも、

「なんで介護の仕事を選んだの?」
「辞めた方がいいよ」

などと言われる事があったり、

元介護士だった友人からは「周りの介護士はやばい奴ばっかりだった」みたいな話も聞いた事があり、未だ介護士の評価が低い事はこの身で実感しています。

そこで今回は、
「介護士はレベルが低いと言われてしまう原因」
「どうしたらレベルアップ出来るのか?」という事について考察していこうと思います。

一部のレベルの低い介護士が全体の評価を下げる

そもそもこの”レベル”って何が基準なの?という話はあると思いますが、

  • 挨拶や会話もろくに出来ない
  • 遅刻・早退・欠勤はしばしば
  • 利用者に対して高圧的な口調
  • 3日でバックレる

みたいな明らかにレベルが低いと言わざるを得ない職員は実際に見てきました。

実際に言われた「周りの介護士はやばい奴ばっかりだった」という言葉もこのような人たちの事を指して言っているのだと思います。

介護士のレベルが低いと言われてしまう原因の一つには、このようにモラルの低い職員がいるという事が挙げられるのではないでしょうか。

なぜレベルの低い介護士がいるのか?

上記で挙げたようなレベルの低い介護士がいる理由としては、

良くも悪くも「介護業界が雇用の受け皿として機能している」という背景があるからだと思います。

実際に介護の仕事は、

  • 超高齢化社会で介護士の需要は非常に高い
  • 無資格・未経験からでも働く事が出来る

という要素から、職場を選ばなければ誰でも就職可能というのが事実です。

実際に、ほぼニートの状態から介護士になったという人もいました。

もちろん、就職のハードルが低い事自体は悪い事ではないのですが、

その中で「仕方なく嫌々介護で働いている」ような人もいて、それが形として先ほど挙げたような言動に繋がってしまう事が問題なのだと思います。

一方で「経験・資格」のある介護士の処遇はUPしていく流れ

令和元年には「特定処遇改善加算」と呼ばれる制度(原則的には長い経験のある介護福祉士の資格を持っている職員がいる場合は介護施設が受け取る国からの報酬がUPし、職員に還元される制度)の新設などで、

経験や資格を持つ介護士の処遇は年々向上傾向にあります。

給料が低いと言われがちな介護士ですが、今後はキャリアアップ次第では全産業平均かそれ以上稼げる職業になるだろうと感じますね。

ちなみに先日Twitterで行ったアンケートでも介護士の方で現状でも年収500万以上稼いでいるという方はそこそこいらっしゃるようでした。

ただ、あくまでも介護士全体のレベルを上げるという視点では、反対にレベルの低い介護士の方をどうにかする必要があると思います。

つまり、底上げをするという事なのですが、ここで一つ問題があります。

教育者が人格者レベルじゃないと改善は不可能

下記のツイートの通りです。

と、一方的な視点でツイートしましたが、

いやいや「メモも取れないんだから怒って当然でしょ!」という意見もあると思います。

ただ、現状考えつく改善策としては、

「まずはしっかり新人介護士を職場に定着させる」→「常識的な事から怒らず丁寧にゆっくりと仕事を教えてあげる」という教育者がまるで聖母的なアプローチをする事しか出てきませんでした。

しかし、それくらいしないとレベルの低い介護士はレベルが低いまま職場を転々としてしまうに違いないでしょう。

正直、教育者も人間ですし全く怒らないとか人格者レベルじゃないと不可能ですが、

どこかで歯止めをかけて 、レベルの低い介護士を一端の介護士に育て上げなければこれを改善するのは難しい事だと思いました。

結論:現状を受け入れなければ改善の余地もない

という事で今の僕にはろくな改善策が出せませんでしたが、

介護士はレベルが低いと言われる中で「いやそんな事はない!介護士は立派なんだ」と現状で満足していては改善の余地もないという事は言えると思います。(いやもちろん立派なんですが)

悔しいですが現状は現状、と受け入れた上で、改善する努力をした方が業界が少しでも良くなるだろうという事です。

という事で、今回はこのまま非常に青い感じで終わります(笑)

最後までご覧いただきありがとうございました!