こんにちは、介護業界10年目の佐久間(Twitter)と申します。
今回は職場のおつぼね「お局」についての記事を書いていこうと思います。
お局と呼ばれる彼ら彼女らは、職場で独善的な正義感を振りかざし仲間であるはずの同僚・部下たちを傷つけていく、そんな存在です。
個人的には”協調性”を持つ事も仕事の内だと考えているのですが、「え?わたし間違った事言ってる?」の一言で僕のそんな思いも何もかも潰してきます。
正論を振りかざすお局を攻略し、上手く対処するにはどうすればいいのか?
そこでまずは前半で相手(お局)を知るところから、そして後半のパートでは具体的な対処法について書いていければと思います。
※お局は決して女性には限定されないと思いますので、本記事ではお局の事を彼ら・彼女らと表記している部分があります。
お局の特徴について
お局が反省している姿を見た事がない件について
お局の言う事はだいたい「そんな事は言われなくても分かってるよ」と言いたくなるような内容が多いですよね。
教科書通りの正論みたいなどこかで聞いたことがある事を、さも自分が考えたみたいに堂々と言える精神力はすごいと思いますが(多少偏見が過ぎますが笑)、仮に言ってる事が正論ではないとしてもお局は間違いを決して認めません。
彼ら・彼女らは自分が不利になると大体は「話を逸らす」という技を繰り出してきます。
不利な状況になったお局はその他にも…
・責められたと逆ギレしてくる。
・「あなたはまだ経験が少ないから」とこちらの主張を聞こうとしない。
・忙しいからと逃げる。
みたいな事をしてきます。
また、たまに「それに関してはごめん」みたいに本題とは別の事で平謝りをして、本題についてはあなたが悪いみたいに持っていこうとする巧妙な手段を取るお局もいますので怖いです。
お局が窮地に立った時に感じた事
僕が働いていた会社のとある会議で、6人中お局を除いた5人(僕も含めて)から業務上のミスについて一気に責められた時に一度だけお局が窮地に立った瞬間を見た事があります。
指摘されたミスについて最初は言い訳をしていたお局も、さすがに5人に囲まれて逃げ場はないと悟ったのか「・・・はい」「・・・すみませんでした」と尋常じゃないうなだれ方をしていました。
責めていた5人中誰も救いの手を差し伸べなかったのもあれですが、明らかに様子がおかしいお局を見かねたリーダーが「もういいだろ」と別の議題になったのですが、僕はその時に逃げ場を失ったお局の顛末を初めて見ました。
強く感じたのは、「お局が何かしらの非を認める時=崩壊する時」なのだという事です。
普通の人ならば小さなミスとかは軽く謝罪して受け流すと思うのですが、彼ら・彼女らにはそれが出来ない。
つまり常に自分は正しいというのはアイデンティティであって、性格を治すとか云々の話ではないという事です。
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ちなみに会議から数日間は廃人状態だったお局も、翌週にはいつもの調子に戻ってたので、その強靭なメンタルを前に、あの会議でやり切っておけば良かったと少し後悔しました。
それから僕にお局撃退のチャンスは訪れませんでした・・・
お局の強靭なメンタルのルーツを探ってみた
ここで「お局はその強靭なメンタルをどこで手に入れたのか?」という疑問が浮上しますので実際に何人かのお局と接する中で、遠回しに昔の事などを聞いてみて考察しました。
結果から言うとお局の強靭なメンタルは、下記のように社会人になってからの経験によって形成される事が多いという事が分かりました。
✓同じ業界で長く働いている。
✓お局も昔は怒られていた。(たたき上げられて育ってきた経験)
✓出身や家庭環境はあまり関係ない。(様々なパターンがあったので)
お局も新人時代は怒られたりもしたが頑張って食らいついていき、長く働いていくうちにお局を教育していた人も次第にいなくなっていき、気づいたら自分が一番その仕事を熟知している存在になっていたという話が多かったです。
とあるお局は今の教育方法に対して「わたしの頃はもっと厳しかった、甘すぎる」と思っていると言う人もいました。
ちなみに出身地や家庭環境についての共通点を見つけようと思って聞いてみたりしましたがバラつきがありました。
厳しい環境下でも諦めずに同じ業界で働き続ける事でお局の強靭なメンタルが形成されるのは分かりましたが、それは潜在的に仕事熱心な人がお局になりやすいのでは?と感じました。
実は孤独なのではないか?という同情心を持って接してみた
仮にお局が仕事熱心だと仮定すると、僕の中で1つの仮説が浮かび上がりました。
それは「完璧な仕事を追い求めるお局には誰もついていく事が出来ない。したがってお局は常に孤独感を抱えているのでは?」という事。
完璧な仕事を追い求めるという部分について、かなりポジティブに捉えていますが、一旦この仮説に基づいてお局との接近を図ってみました。
結果は「孤独ではあるのは分かったが、いいように利用されたので止めた」です。
冷静に考えると、仕事はチームワークを発揮して全員が一丸となって成果を出すべきだと思うので、ワンマンで突っ走ること自体間違ってるという事に気づきました。
それどころか僕が接近したお局は「あの人はわたしの事が好きだから、わたしが言った事は何でもする」みたいになってしまい、孤独に見えたお局に一瞬でも同情してしまった自分を恥じました。
様々なタイプがいるけど共通する特徴は「〇〇過剰」という事
お局には正論を振りかざす奴や細かい所をネチネチ指摘する奴、またはプライベートについてどうこう言ってくる奴など様々なタイプがいます。
しかし、どのタイプでも共通する点は「自信過剰」だという事です。
繰り返しになりますが、その自信こそが彼ら・彼女らのアイデンティティなのでしょう。
そう考えれば、どんなに小さな事にも奴らが全身全霊で指摘してくる事に納得する事ができます。
この部分を理解した上で、お局の対処法についてみていきたいと思います。
お局への対処法
こちらの言い分を通したい時はとにかく諦めない事
基本的にお局は正論=正しいみたいに思っている事が多いです。
しかし、状況によっては正論ではどうにもいかない事もあると思います。
それでもお局は”キレイごと”を声を大にして言ってきます。こちらが論理的に説明しても「そんな常識も分からないの?」みたいに感情的になったりして脅かしてくる事もありますが、
対処法としては、シンプルに諦めない事が重要です。
諦めずにこちらが正しい事を言い続けていけば、お局もいつかは間違っている事に気づくでしょう。「そんなに言うなら勝手にやれば?」みたいに間違いを認める事はないですが、こちらの言い分が通る事はあります。
ただ、お局の特徴でも書いた通り奴らはどんな事でも全身全霊でかかってくるので、言い分を通す事は可能かも知れませんが、非常に疲れると思います。
ここだけは譲れないという時以外はあまり戦わない方が良さそうです。
周囲の人を利用してお局を追い出す
お局を職場から排除したい場合にはこれしかないのでは?と思います。
かなりネガティブな方法だと思いますが、周りの人に「お局からこんな事をされた、あんな事を言われた」などと積極的に言いふらして、お局の行動や言動がみんなに筒抜けになっていると認識させます。
お局からの嫌がらせを受ける危険性がありますが、その事ですらも言いふらすといった感じです。
お局の嫌がらせに耐えつつも多くの職員にそれを伝える事が出来れば、お局からの攻撃を受けていたけど逆恨みが怖くて何も言い出せなかった人たちも、いつかは「あの人がいる職場では働きたくない」と言い出すでしょう。
上司もそんな声がたくさん出てきたら無視できないと思います。そこまでいけば、お局がいなくなるのも時間の問題でしょう。
程よい距離感を保ち攻撃対象にならないようにする
お局がいても今の職場で働き続けたいという場合は、お局と付かず離れずが一番だと思います。
敵視したり無視したりするのではなく、適度に距離感を保ってとりあえず自分が攻撃対象にならないようにしましょう。
また、接近しすぎると先ほどのようにいいように使われてしまいストレスが溜まる事もあるので注意が必要です。
お局のいない職場を探すのもアリ
ここまでお局への対処法を書いてきましたが、結局はお局がいない職場を探し求めるのが一番早いのかなと思います。
働き出して間もなかったりすると、転職回数が気になったりすると思いますが、一番怖いのはお局の嫌がらせで心が折れて一生働けなる事です。
また、今よりも良い職場を探す為の手段として転職エージェントを利用するという方法があり、アドバイスを元に一人で探すよりもより良い職場が見つかると思います。
どの転職サイトや転職エージェントを使えばいいか分からないという方はとりあえず転職業界大手のリクルートは使った方が良いです。
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最後までご覧いただきありがとうございました、今回は以上になります。
お局様がいる職場で働く事は本当に大変だと思いますので、あまり頑張り過ぎないでくださいね。
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