高齢化社会になるにつれて介護職の需要は年々高まっています。
その中でレクリエーションに関する知識や技術を身に着ける事が出来る資格にレクリエーション介護士があります。
という事で今回は、レクリエーション介護士2級や1級の資格概要などを紹介していきたいと思います。
レクリエーション介護士とは
デイサービスなど業務上でレクリエーションを提供するような施設で働いている方も多いと思いますが、毎日のようにレクリエーションを提供していると流石にネタに尽きてしまったり、マンネリ化してしまう事もあるかと思います。
もちろん独学でレクリエーションに関する事を学び、実践していく事も可能ですが、レクリエーションの目的として、身体機能の低下を防止したり他者との交流というようなものがあります。
そのような目的も達成しつつ、効果的なレクリエーションについて学んでいきたいのであれば、資格取得を目指していく事も良いかと思います。
そんな時に登場するのがこのレクリエーション介護士という資格です。
レクリエーションの基礎から、利用者の特性に合わせた内容のものを企画したりレクリエーションに関する事を学びながらしっかりと資格という形で学んだ成果を残す事が出来ます。
レクリエーション介護士の資格概要
レクリエーション介護士2級
レクリエーション介護士2級を受ける為の事前条件は特にありません。
レクリエーション介護士2級を取得するには、
✔協会指定の通信講座や通学講座を受講する。
✔介護事業者向けの研修を受講する。
などの方法があります。
筆記試験は50問の選択制で60点以上が合格となります。
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レクリエーション介護士1級
レクリエーション介護士1級の取得条件は事前に2級を取得しておく必要があります。飛び級は出来ません。
レクリエーション介護士1級を取得する流れは以下のようになります。
1、アイスブレイク体験会に参加する。
2、4日間の講座を受講する(選択制)。
3、フォローアップ研修を受講する。
4、現場実習に参加する。
5、筆記試験を受ける。
6、合格後、認定証が発行される。
筆記試験を受けるまでに講座や研修を受講する必要があり、その内容も2級と比べると難しいものとなっています。
レクリエーション介護士の仕事とは
レクリエーションに関しての仕事に専念をしたい所ですが、実際には介護現場でのレクリエーション提供の時間はそこまで長くはありません。
デイサービスなどの施設ではレクリエーション中心にもなったりしますが、入居型施設などではレクリエーションの提供をしていない施設なども見受けられます。
その為、他の入浴・食事介助業務なども並行して行うパターンが多いと思います。
ただこの資格の取得過程にはレクリエーションを通じて高齢者とのコミュニケーションを取る方法なども少なからず学べますので、いかなる職場だとしてもこの資格が全く無駄になるという事はないと思います。
さらに、レクリエーション介護士はレクリエーションの企画についても学べるので、受講後は様々な職場においてもレクリエーションに関する事を積極的に提案をしていけるかと思います。
レクリエーション介護士の資格を取るメリット
レクリエーション介護士の資格を取得すれば、レクリエーションに関する専門知識・技術の他にも以下のメリットが得られると思います。
✔コミュニケーション能力が得られる。
✔企画力が身に付く。
✔アイデアを実行する力が身に付く。
レクリエーション介護士は高齢者に対して楽しくいきいきとした時間を提供する仕事ですが、このようにつぶしがきくスキルを手に入れる事も可能です。
中には、フリーランスのレクリエーション介護士として独立して働いている方も見る事があります。高齢社会が進み需要が増していく中で、レクリエーション介護士は将来性も期待できる資格と言えると思います。
レクリエーション介護士の資格まとめ
今回はレクリエーション介護士について紹介させて頂きました。
介護職として更にスキルアップを考えている方にとっては取得する事に損はないです。
また、コミュニケーション能力が身に付くように、介護業界に限らす仕事全般に通用するスキルが得られるメリットがあるという点でもレクリエーション介護士はおすすめです。
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