超高齢化社会になり、介護職の需要はどんどん高まっています。
そういった中で「誰かの役に立ちたい」という純粋な気持ちから介護職を選ぶ方も少なくありません。
ただ、どれだけの情熱を持っている方でもいざ働いてみると厳しい現実に心が折れてしまうというケースは少なくありません。
ここでは、
についてご紹介していきたいと思います。
新人介護職が辞めたいと思う原因とは?
✔代表的な原因は以下の5つです。
順に解説していきます。
働くにあたっての十分な指導を受けられない
一般的に新人介護士がシフトの頭数に入れられるまでには、最短でも3カ月ほどはかかると言われています。
新卒のヘルパーなどの場合には、じっくりと1年かけて育てていくというようなところもあります。
言わずもがな、新人からスタートする場合には問題なく仕事ができるレベルまで指導を受けなければいけません。
しかし、このように一定の育成期間というものが必要であるのにもかかわらず、
などの背景から新人に対しても即戦力を求めてしまうような職場があるのは事実です。
何をどうすればいいのかもわからないまま指示だけ出されて、それができずに怒られるということがどれだけのストレスになるのかは想像に難くありません。
こういった指導不足の中では、スタートを切って間もない状態でも「辞めたい」と思うのは至極当然の事でしょう。
人間関係(職員/利用者/その家族)がつらい
人間関係がつらく、「辞めたい」と思ってしまう新人介護職の方も多いようです。
介護職では少人数でチームを組んで働くということも多くなりますので、どうしても閉鎖的な環境になりやすい傾向にあります。
そういった中で人と人がぶつかり合うのはある意味では仕方がないのですが、割り切れないほどつらいと感じてしまう事もあるでしょう。
また、人間関係というのはスタッフ間だけでの話ではありません。
「利用者」や「その家族」との人間関係というものも発生してきます。
などに耐えながらの仕事だと「辞めたい」と感じてしまう原因になることもあるでしょう。
給料が安い(割に合わないと感じる)
超高齢化社会になり、需要が高まる一方でしかない介護という仕事でありながら、
その給与水準というのは全産業平均と比較すると未だ低い額となっています。
介護業界全体で給料の問題を抱える中、特に新人介護職であればどれだけ頑張ってもその頑張りに見合うほどの給料がもらえない可能性が高いです。
新人だからこそ頑張っているのに、それが給料に反映されずに「辞めたい」と思ってしまうケースも少なくありません。
もちろん、
などによって収入がアップすることはありますが、新人のうちは厳しい状態が続きます。
その他の面を考慮しても、新人時代が最もきついのは事実なので、余計に「辞めたい」と思ってしまう部分もあるのでしょう。
きつい仕事ばかりを任せられる
基本的に介護職というのは、肉体労働です。
それでいて不規則な勤務になりますので、体には思っている以上の負担がかかります。
そういった状況で、新人に対してはさらに入浴介助やきつい仕事ばかりを任せたりする職場であれば、体力的にも疲弊する中で、精神的なストレスも体の症状として出てくるようなこともあります。
十分に体を癒すことができないまま頑張りすぎてしまって「辞めたい」と思うようになることは珍しくありません。
いわゆるブラック介護施設である
介護職でのブラックな職場の特徴としては、
といった事が挙げられます。
こういったブラックな職場に新人介護職として入ってしまった場合には、真っ先に転職を考えたほうがいいでしょう。
一刻も早く離れないと心身を削っていく一方です。
「辞めたい」と感じたらすぐ辞めるべき理由【無理は禁物】
そうは言っても実際、「辞めたい」と思う状況の中であっても入社して間もないと、
と不安に思う気持ちがあると思います。
しかし、仕事をすぐに辞める事で転職歴を増やしてしまう等のリスクよりも、無理して続ける事で心身が病んでしまいこの先ずっと働けなくなる方がよっぽど大きなリスクです。
そして、重要なのは「次の転職で失敗しない事」です。
そのコツは「自分がどんな事が原因で仕事を辞めたいと思ったか」によって使う求人サイトを選ぶ事です。
もしも次も介護職として働こうと考えている場合限定にはなりますが、
こちらの【最新版】おすすめの介護転職求人サイトまとめ【特徴で選ぶ】というページにて、
などの目的に特化したものをまとめていますので是非活用してください。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は「新人介護職が辞めたいと思う5つの原因」について紹介していきました。
もちろん、教育体制や職場環境等が整ったホワイトな施設も必ずあります。
そのような施設を是非見つけていただき、これからも介護職として頑張ろうとしている方にとってこの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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