6月8日[公益財団法人社会福祉振興・試験センター]より第33回社会福祉士の国家試験についての試験概要(予定)の発表がありました。
第33回社会福祉士国家試験概要(予定)
申し込み期間
令和2年9月10日(木曜日)から10月9日(金曜日)(消印有効)まで
試験日
令和3年2月7日(日曜日)
試験地
北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県
合格発表
試験の合格者は、令和3年3月15日(月曜日)に、厚生労働省及び公益財団法人社会福祉振興・試験センターにその受験番号を掲示して発表するとともに、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページ上に合格者の受験番号を掲載される予定。
受験手数料
・一般受験者 15,440円
・同時受験者 13,980円
・科目免除者 13,020円
第33回社会福祉士国家試験の対策
今回の試験はどのような傾向になるのかを見ていきたいと思います。
社会福祉士国家試験の合格ライン
社会福祉士試験は150点満点です。
実施時期 | 合格率 | 合格点 |
---|---|---|
第32回 令和2年度 | 29.30% | 88点 |
第31回 平成30年度 | 28.90% | 89点 |
第30回 平成29年度 | 30.20% | 99点 |
第29回 平成28年度 | 25.80% | 86点 |
第28回 平成27年度 | 26.20% | 88点 |
第27回 平成26年度 | 27.00% | 88点 |
第26回 平成25年度 | 27.50% | 84点 |
第25回 平成24年度 | 18.80% | 72点 |
※全国合計数値
『厚生労働省 第32回社会福祉士国家試験合格発表』を参照
合格点は「課題の総得点60%程度を基準として、課題の難易度で補正した点数以上の得点の者を実技試験の合格者とする」とされています。
第30回の合格点99点を除けば、90点前後で推移しています。100点以上を取れれば固いといったところでしょうか。
おすすめの問題集と講座
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独学で受験する予定の方は過去問を出来るだけ多く解いておく事が重要です。(出来れば最新版の方が良く、古本屋で数年前のものを買うのは控えた方が良いと思います。)
試験対策
社会福祉士は出題科目が多い事が特徴です。
① | 人体の構造と機能及び疾病 | ⑩ | 保健医療サービス |
② | 心理学理論と心理的支援 | ⑪ | 権利擁護と成年後見制度 |
③ | 社会理論と社会システム | ⑫ | 社会調査の基礎 |
④ | 現代社会と福祉 | ⑬ | 相談援助の基盤と専門職 |
⑤ | 地域福祉の理論と方法 | ⑭ | 相談援助の理論と方法 |
⑥ | 福祉行財政と福祉計画 | ⑮ | 福祉サービスの組織と経営 |
⑦ | 社会保障 | ⑯ | 高齢者に対する支援と介護保険制度 |
⑧ | 障害者に対する支援と障害者自立支援制度 | ⑰ | 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 |
⑨ | 低所得者に対する支援と生活保護制度 | ⑱ | 就労支援サービス、更生保護制度 |
この18科目すべてに得点がなければ、合計得点が合格点を超えていても不合格となってしまいます。
その為、広く学習しておく必要があります。
講座を受講される方はカリキュラムがあるので心配いらないかも知れませんが、独学で臨まれる予定の方は、試験日から逆算して余裕を持って学習に取り組む必要があります。
特に現在働いていらっしゃる方などはなかなか時間もないと思いますが、1日に15分や30分の短時間でも着実に学習を進めた方が良いです。
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