こんにちは、佐久間(@kaigo_webwriter)です!
介護の仕事をしてるけど、もしかしたらこの仕事って自分には向いていないかも知れない…この先も続けられるか不安。
といった悩みを解決します。
結論から言えば、介護の仕事が続く人は、向いているから続けられている訳ではないと思っています。
したがって、自分に向いていないからと言って諦める必要はなく、続ける為の“コツ”を身につければ良いという事です。
そこで今回は、実際に自分の周りにいる介護の仕事が続いてる人の特徴を紹介していきます。
是非、その特徴を参考にして頂いて介護の仕事を長く続けてもらえたら嬉しいです。
介護の仕事が長く続く人の特徴3選
コミュニケーションを取るのが上手い
介護の仕事を辞める原因で圧倒的に多いのが「人間関係」です。
対利用者だけではなく、職員間でもその悩みをかかえている人は多いでしょう。
しかし、逆に捉えればそこに良好な人間関係が生まれれば多くの人が介護の仕事を続けていく事が出来るという事だと思います。
そこで重要になるのはやはりコミュニケーション能力という事になります。
では、具体的にコミュニケーションが上手い人はどんな感じで立ち回っているのか?
という部分ですが、僕自身が見て気づいた点としては以下の3つが挙げられます。
- 間違いを認める
- 誰に対しても同じ態度
- 聞き上手
話すことは得意不得意があると思いますが、この3つなら誰でもすぐに習得可能です。
詳しく見ていきたいと思います。
間違いを認める
間違いを指摘された時に、素直に認める事って意外に出来ていない人が多いと感じます。
例えば、間違いを指摘されると、
- 「いや、やってますよ?」と取り繕う人
- 「でも他の人も…」と責任転嫁しようとする人
- 「この方がいいと思って」と正当化しようとする人
が多いように思えます。
しかし、考えてみれば誰しもが間違いを指摘されるのは嫌な事なので、自己防衛するのは自然と言えば自然な事とも思います。
しかし、ここで間違いを認める事が出来れば、相手の自尊心を満たす事ができ「素直で正直な人だ」という印象を与えられる時があります。
また、間違いを指摘された時にそれが些細な事であれば、
たとえ自分が正しかったとしても、間違っていたと認めてしまった方が得策となり得るシーンも仕事上では多々あると思います。
ご存知の方も多いとは思いますが、歴史的ベストセラーであるD・カーネギーの著書『人を動かす』からはさらにヒントを得る事が出来ます。
「自分に誤りがあるとわかれば、相手の言うことを先に自分で言ってしまうのだ。そうすれば、相手は何もいうことができなくなる。十中八九までに、相手は寛大になり、こちらの誤りを許す態度に出るだろう。 」
D・カーネギー『人を動かす』
と、こちらから先に間違っていたという事を言ってしまえば尚更効果があるという事ですね。
『人を動かす』はこのようなコミュニケーション術を学ぶには非常に重宝します。
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コミュニケーション能力が高い人の特徴の1つとして、間違いを認めるという事が挙げられます。
誰に対しても同じ態度
コミュニケーションが上手い人は、人によって態度を変えず、誰に対しても同じ態度で接する事が多いように見えます。
要するにいつも“自然体”でいる事が大事ですね。
上司の前でぺこぺこしてたり、新人に対して厳しめに接してたりするのは、仮に自分ではそうと気付かなくても周りからすれば不自然に見える時があります。
場合によっては、
- ずる賢い
- 二面性がある
などと、噂されてしまい信用を落としてしまう事もあるので、出来るだけ誰に対しても同じ態度(出来れば謙虚に)接した方がいいでしょう。
聞き上手
先程も言いましたが、話す事だけがコミュニケーションではないですし、むしろ聞き上手な人は極力自分の話をしないようにも思えます。
繰り返しになりますが、このようなポイントを意識してコミュニケーションが上手く取れれば、
職場の人間関係が良好になり自分にとって働きやすい職場(=続けやすい職場)を作り出す事が出来ると思います。
オンとオフの切り替えが上手い
介護の仕事は決められた時間の枠でこなさなければいけない業務も多い為、誰しもがミスをしてしまう事があると思います。
例えば、そこで失敗してしまった事を毎回プライベートまで引きずってしまえば、疲労が溜まり続くものも続かなくなると思います。
自分の周りにもオンとオフの切り替えが上手い人が居ますが、具体的にどうしたらそういった感じになれるのか?を聞いてみました。
皆さん口を揃えて言うのは「悩んでる時間がない」という事ですね。
たしかに皆さん家事や趣味、別の仕事などそれぞれ時間を割かなければいけない事をたくさん抱えています。
自分自身もオンとオフの切り替えは大の苦手なんですが、これを聞いてからは1日をタスク(やるべき事)で埋め尽くすようにしています。
目の前のタスクを増やし、出来るだけ他の事を考えないようにする(と言うか考える余裕を無くす)。
そうする事で、その仕事のことを考える時間は、その仕事の時間だけみたいな形でオンとオフが切り替えられてはいます。
少しでも参考になれば嬉しいです。
無理な事は無理とキッパリ断る
介護業界が人手不足なのは言わずと知れた事ですが、人は減っても業務量は変わらないという職場は多いと思います。
そうなると1人あたりの業務量が増えることになりますが、全員に公平な振り分けがなされる事は滅多にありません。
いくら会社組織と言っても、やはり、
- 言いやすい人
- 断らない人
と頼みやすい人に仕事は集中していきます。
ここで断る力を持たないといつかパンクしてしまいます。
長期的に見て介護の仕事を続けていく為にはやはり無理な事を押し付けられた時には無理です。と勇気を持って言う力も必要です。
しかし、断れない人の中には、
- 嫌われたくない
- 期待に応えたい
- 評価が下がる
みたいに考えている方もいらっしゃると思います。しかし、最初こそ感謝されるかも知れませんが、次第にそれが当たり前になっていき感謝は薄れてきます。
そして、結果的に残るのはサービス残業だけです。
だからこそ、断る時はこのような感情に惑わされずキッパリと断る。
介護の仕事を長く続けている人はこういった特徴を持っている人も多いです。
介護の仕事に向いている人と続く人はイコールではない
介護の仕事に向いているのは「優しい人」・「思いやりのある人」などとよく言われますが、
続けていく為にはそれとは別の要素が必要だと思います。
実際に自分が見てきた中では、利用者に寄り添う気持ちが強いあまり「○○さんは大丈夫かな?やり残した事は無かったかな?」などと仕事をプライベートまで持ち込んでしまいやがて疲労が溜まり、退職に至ったというケースがありました。
そうなるとやはりオンとオフの切り替えが上手いような人の方が続けられるという事になりますよね。
また、プラスして他に挙げたコミュニケーション能力と、断る力も同時に身につけられれば尚更働きやすくなり、介護の仕事をより続けられるようになってくると思います。
つまり、介護の仕事を続けていくのに向き不向きはあまり重要ではないので、もし自分に向いていないからと思っても諦める必要はなく、今回紹介したような続ける為の“コツ”を身につければ安定的に続けていけるものだと考えています(…出来れば介護の仕事を続けて頂きたいなと個人的には思う所です)。
という事で今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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