若者が介護職を選ばない理由ベスト3【20代に聞きました】

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こんにちは、佐久間(@kaigo_webwriter)です!

介護業界で働いている僕としては、フレッシュな働き手には介護業界にどんどん参入してきて欲しいのですが、

現状はそうもいってない状況ですよね。

今まで見てきた介護の職場の中には20代どころか30代の人もいないなんていう所もありました。

ちなみに僕自身は20代後半なんですが、今回この記事を書くにあたって同世代の友人(介護の仕事をしていない人)に対して、

「なんで介護の仕事を選ばなかったのか?」を聞いた所、大きく分けて3パターンが出てきたので多かった順に紹介したいと思います!

また、記事の後半では『若い人に介護業界に来てもらうには?』といった事についても触れていきたいと思います。

若者が介護職を選ばない理由ベスト3

早速、結果発表!

1位:給料が低そう
2位:仕事が大変そう
3位:まとまった休みが取れない

という順で意見が多かったです。

もちろん介護の仕事をしてない人からのイメージなので事実的には違う部分もあると思いますが、

僕自身の感想としては割と想像通りの結果でした。

ただ、重要なのはこの結果を受けてどうするか(どうやってイメージを改善させて若者を呼び込むか)だと思うので、対策が重要になる訳ですが、

その前に、それぞれの意見を具体的に紹介していきたいと思います。

給料が低そう

この意見について「なぜそう思うのか?」と聞いてみると、

あまり具体的な声は出ず、「ネットやSNSなどで取り上げられていたから」みたいな感じでした。

確かにツイッターなどを見ていても、

  • ボーナスが何百円しか出なかった
  • 夜勤込みで給料が手取り13万円だった

というのは僕も実際に見たことがありますし、何を隠そう僕自身も手取り14万円だった時期があります…

しかし、そうは言っても、転職業界大手マイナビの調査[職種別モデル年収ランキング]によると、介護士のモデル年収は、

  • 受付・事務
  • ブライダル
  • ネイリスト
  • マッサージ師
  • セールスエンジニア

などの職種よりも高ランクとなっている結果もありました。

また、先日Twitterでアンケートを取ったところ介護職の中で約1割の方は年収500万円を超えているとの結果も出ています。

必ずしも介護職=給料が低いという訳ではなさそうです。

給料が低い人もいれば、給料が高い人もいる。考えてみれば、どの業界でも同じ事ですよね。

しかし、なぜ介護職に限って「給料が低そう」と言われているのかと言うと、

やはり、先ほど紹介したように、ネットやSNSで取り上げられているのを目にしたからという事になるのだと思います。

確かに、「ボーナスが何百円しか出なかった」みたいな声をはじめ、話題になりやすいのはネガティブな意見の方だとは思います。

そして今の若者はみんなSNSを使っていますし、目に留まる機会も多いのかなと。

そういう所から「介護職=給料が低い」というイメージが定着しているのだろうなと思いました。

仕事が大変そう

この意見について「具体的にはどんな所が?」と投げかけてみると、

「おむつ交換や入浴の手伝い」などの身体介助面での業務が挙がりました。

中には「休憩無しでずっとおむつ交換して回るんでしょ」という声もあり

かなりキツイ仕事のように捉えている方もいました。

確かに、中には身体介助メインの職場もありますが、

休憩が全く無いというのは、さすがにあり得ないです(言うまでもありませんが)。

この部分に関してもネットやSNSなどの影響が大きいと思いました。

僕も実際に「1日30人入浴介助した」とか「休憩無しで10時間働きっぱなし」みたいな投稿をTwitterで見たことがあります。

後者は完全に労働基準法に違反してますが(笑)

でも考えてみれば、体が重い方の介助や、真夏の入浴介助などは体力を消耗するので、

ある程度体力がある人の方が向いていると言えば向いているのかなとは思いました。

「介護の仕事をしてる人は尊敬するけど、大変そうだから自分はしたいと思わない」という人が割と多かったです。

まとまった休みが取れない

これは確かにと思いました。

夏季休暇・年末年始などの休みが介護の仕事は取りづらいと思います。

特に入居型(老人ホームなど)の場合だと尚更です。

また、それで言えば土日の休みも取りにくいですね。

逆に考えれば平日休みが取れる為、

  • 役所関係の手続きが出来る
  • 混雑を避けられる

といったメリットはあるのですが、

まとまった休みが取れないというのは確かに介護職のデメリットではあると思います。

しかし、最近求人を見ていた際に「夏季休暇・年末年始」などの特別休暇を福利厚生とした職場もあったので(一般企業ほど長くは無かったが)、介護の仕事をしたいけど、まとまった休みも取りたいという場合は、探せば見つかると思います。

参考記事:おすすめの介護転職サイトまとめ

若い人に介護業界に来てもらうには?【内面・外見を磨く】

あくまでも僕の周りにいる若者はですが、

  • 給料が低そう
  • 仕事が大変そう
  • まとまった休みが取れない

といった理由から介護の仕事を避けているという事でした。

冒頭にも言いましたが、介護業界で働く僕としてはなんとかここを改善させたいところです。

まずはイメージ(外見)の部分ですが、これはやはりネットやSNSの影響が大きいと思うので、僕も当ブログやTwitterでの積極的な情報発信を心掛けています。

もちろん「介護は稼げて楽な仕事です!」みたいな事は言えませんが、

偏りなく発信する中にも介護の良さをアピールするように意識しています。

  • 「この部分は大変だけど、こういった良さがあるよ。」
  • 「介護の仕事はこう言われているけど、実際はそんな事ないよ。」

みたいな感じですね。

もちろん僕1人が何かをした所で介護業界のイメージを改善させるまでの影響力はありませんが、

たまたま僕の記事やツイートを見てくれた人が「介護の仕事いいかも、やってみたいかも」という気持ちになってくれたらというモチベーションで続けています。

また、内面については、前述したように「まとまった休みが取れない」に対しては、特別休暇を付与するような職場があったり、

「介護保険の構造上の仕組みで大きく稼げないとされている給料面」についても、介護保険に頼らないで売上を上げる会社もあったりするので、

会社単位では様々なメリットの提供を通じて改善していく事が出来ると考えています。

若い人に介護業界に来てもらう事は簡単ではないと思いますが、こんな感じで、内面・外見共に磨いていけばいつか人気の職業になると僕は信じています。

だからこそ介護の会社には頑張って頂きたい!(他力本願)

最後になりますが、僕個人として出来る事として今回協力してくれた20代の友達全員には介護の仕事をゴリ押ししておきました!

という事で今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。